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神経芽腫に関連する国内文献(1983年~2009年)
 
神経芽腫は交感神経系から発生する腫瘍で、病理学的に3つの神経芽腫に分類されることから神経芽腫群腫瘍と総称されます。日本病理学会小児腫瘍組織分類では、1)花冠-細線維型・円形細胞型に分類される神経芽腫、2)分化型・混成型・低分化型に分類される神経節芽腫、3)主として神経節細胞からなる神経節腫、3つに分類されています。平成19年度(2007年度)小児慢性特定疾患治療研究事業における悪性新生物患者登録では、947人が神経芽腫と診断、登録され、悪性新生物全登録患者(13390人)の7.1%を占めています。神経芽腫は、急性リンパ芽球性白血病、B細胞性急性リンパ芽球性白血病に次いで3番目に多く登録され、小児の悪性固形腫瘍で最も頻度の高い悪性新生物です。わが国では1984年から6ヶ月乳児を対象に神経芽腫マススクリーニングが全国的に実施されましたが、2004年に中止となりました。中止となった神経芽腫マススクリーニングの結果についてはサイト内の論文紹介 で紹介しておりますので、ご覧ください。
 
原著論文:
 
文献タイプ別掲載数と掲載割合の年次推移
掲載数年次推移 掲載割合年次推移
神経芽腫マススクリーニングが実施された1984年以降、原著論文による論文掲載数は増大しましたが、1991年をピークに減少し、2000年以降、神経芽腫に関連する全国内文献の20%程度にまで減少しています。一方、学会や研究会で発表される要旨や抄録を中心とする会議録による掲載数には1983年以降大きな変化はなく、神経芽腫に関連する文献の年間およそ70%を占めています。症例報告を含む文献の掲載数には大きな変化はなく、年間100~150文献が掲載され、神経芽腫に関連する文献のおよそ30%を占めます。
論文投稿施設数年次推移  
原著論文投稿施設数も1991年をピークに減少しています。会議録に関しては、1983年以降、年間100~120の施設からの文献が掲載され続けています。
 
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