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神経芽腫(神経芽細胞腫) 疫学Ⅰ:高リスク神経芽腫治療薬開発最前線
 
”高リスク神経芽細胞腫の薬理学的治療”(Pharmacologic Management of High-Risk Neuroblastoma in Children)とタイトルされた、2011年の掲載情報を含む2010年以降の最新文献をまとめた総説が発表されましたので、神経芽腫の疫学データを含め、総説で取り上げられている最新神経芽腫治療薬開発状況をまとめました。神経芽腫疫学データは、イタリアの神経芽腫登録から生存率推移として報告された文献をもとにグラフを作成してあります。神経芽腫のステージ (病期) の解説は、日本神経芽腫研究グループ 神経芽腫の臨床病期  のサイトをご覧ください。
論文タイトル Pharmacologic Management of High-Risk Neuroblastoma in Children
著者 Veena R. Ganeshan and Nina F. Schor
著者所属機関 Center for Neural Development and Disease, and Department of Pediatrics, University of Rochester School of Medicine and Dentistry, Rochester, NY, USA
掲載 Pediatric Drugs 2011; 13(4): 245-255
論文タイトル Improved Survival of Children With Neuroblastoma Between 1979 and 2005: A Report of the Italian Neuroblastoma Registry
著者 Riccardo Haupt, Alberto Garaventa, Claudio Gambini and Others
研究機関 Childhood Cancer Registry of Piedmont, Torino; and National Cancer Institute, Milano, Italy.
掲載 J Clin Oncol 2010; 28(14):2331-23385
発生年齢 10年生存率推移(1979-2005)ステージ1
発生部位 10年生存率推移(1979-2005)ステージ2
局在性 10年生存率推移(1979-2005)ステージ3
ステージ(病期) 10年生存率推移(1979-2005)ステージ4
予後・死亡 10年生存率推移(1979-2005)ステージ4S
10年生存率 推移(1979-2005) 10年生存率 バイオマーカー
10年生存率 男女差  高リスク神経芽腫治療薬開発最前線
10年生存率 診断時年齢 神経芽腫の薬物療法
10年生存率 発症部位 神経芽腫リスク別治療選択
10年生存率 ステージ 高リスク神経芽腫治療薬の開発最前線
 
発症年齢 発症年齢の推移
1979年から2005年の間に神経芽腫登録によって患者登録され、最終診断が神経芽腫であった15歳未満の小児2,216人の疾患情報をまとめた結果です。総体的に神経芽腫は0-17か月齢に最も多く発生しますが、1979-1984年の患者登録では36.5%、1999-2005年の患者登録で48.5%にまで増加しました。これに対して、18-59か月齢に発症した神経芽腫患者の割合が、46.0%から37.4%に減少しました。

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