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小児がん:小児に特徴的な悪性新生物
データソース:人口動態統計2003年(構成労働省大臣官房統計情報部)
 
小児に発生する悪性新生物は成人に発生する悪性新生物と大きく異なります。成人においては胃をはじめ、大腸、肺・気管組織に多く発生しますが、小児においては「血液系」「脳・中枢神経系」に多く発生します。なお、ここに示すグラフは国際疾病分類 にもとづき調査・集計されています。小児慢性特定疾患患者登録 では平成17年度以降国際疾病分類/腫瘍学 にもどつく悪性新生物登録 が実施されています。
 
なお、ここで示す死亡率は悪性新生物を死亡原因とした死亡数をもとにしたデータで、小児人口単位で調整された調査値です。小児がん患者当たりの死亡数、死亡率を意味するものではありません。今後、小児がん治療を改善するためには、小児がんがもたらすリスクを高い精度で調査・収集し、何を優先した対策、医療改革が必要であるか判断基準を設定することが重要です。
 
小児に特徴的な悪性新生物
罹患率  
死亡率  

白 血 病 - 罹患率
年齢階級別総罹患率 年齢階級別罹患率男女比(男/女)
   
男-年齢階級別罹患率 女-年齢階級別罹患率
 
白血病は小児がんで最もおおく発生する悪性新生物です。特に0~4歳児で罹患率が最も高く、成長にともない罹患率は減少していきます。2005年では、0~4歳児における罹患率は4.0人、5~9歳では2.5人、10~14歳では1.4人でした。小児全体における白血病罹患率は、1975年以降、低下する傾向を示しているようです。
 
小児白血病の罹患率の男女差を比較すると、女子よりも男子に多く発生する傾向が見られ、男子は女子のおよそ1.3倍発生リスクが高いようです。
 
国際小児がん分類(ICCC-3)でみる日本の小児がん分類・罹患率はこちら

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