少子高齢化 (3D 日本の人口動態
 
小児人口の減少に伴い小児がん罹患数は年々減少してきています。小児がんによる死亡率が減少している一方で、小児がんは依然小児の死亡原因、死亡率が高い疾病です。医学・医療技術が発展した昨今においても、小児がん発症機序が解明されていないことから、小児がん罹患率に改善は認めらないのが現状です。
 
小児がんを治療する小児がん治療薬の開発では、治験(臨床試験)によって安全性と有効性が認められることが、統計学的に確認されなければなりません。その為には、統計学的に何を目的として試験を実施するのかを明確とする試験計画書、いわゆる治験プロトコールが作成されます。治験プロトコールの作成では、どのくらいの確立で発生するのか予想される現象に対して、何パーセントの確かさ(精度)で安全性や有効性を判定するかを調査・検討し、確認した安全性や有効性に対する結論を導くために、何人の被験者を要する試験であるかをデザインしていきます。
 
小児がんは、小児の死亡原因として第2位となる疾病でありながら、罹患数(患者数)が少ない上、治験はこの少ない患者の中から投与できる基準を満たした患者のみが対象となるため、治療効果が期待されている治験薬があっても効果を判定する判定基準に到達できないことがあります。小児減少化が進む昨今、今後、ますます小児がんの新薬開発が困難となることが予想されます。
 
   
    
   
   
   
   
 
総人口の年次推移
1.総人口 2.男性・女性

1920年以降の日本の人口は、1940年前後に勃発した戦争の時代をのぞき、毎年およそ1.0~1.5%ずつ増加してきましたが、1977年以降増加率は1%を下回り、2006年には増加率0%に達し、2008年、2009年では人口増加率がマイナスとなりました。


グラフは、政府統計「我が国の推計人口(大正9年~平成12年)」をもとに作成してあります。
 
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